第12回運営委員会(2003/3/01)
3月1日の「関西STS連絡会」第12回運営委員会が、事務局の「NPO日常生活支援ネットワーク」事務所で6時から8時まで開催されました。
出席された団体・グループ様は以下の通りです。……(参加:14団体)
ライフパ-トナー「のぞみ」(大阪市) |
NPO地域生活支援センター「ナイスネット」(堺市) |
NPOアップストリーム障害者支援センタ-(尼崎市) |
地域福祉互助会(奈良市) |
NPO「み・らいず」(大阪市) |
移動・福祉・救援「A~GAIN」(京都市) |
くらしのたすけあい「エプロンの会」(阪南市) |
ユーダ(大阪市) |
協働事業所「b-free」(吹田市) |
自立支援センターOSAKA(大阪市) |
NPO法人日常生活支援ネットワーク(大阪市) |
「い~そらネット」(大阪市) |
近畿大学・都市交通工学研究室(内野) |
/NPO法人日本モータースポーツ振興会 |
※NPO「アクティブ・ネットワ-ク」(茨木市)、障害者生活支援センタ-「すてっぷ21」(茨木市)…「移送サービス研究協議会・東京」に参加
【議 案】
●冒頭報告:NPO日本モータースポーツ振興会が関西で取り組む失業対策事業としての「介護外出ケアドライバー研修」への協力依頼(詳細は後日)
●報告事項:
①資料報告Ⅰ:『東京交通新聞』(2003年2月24日付)
「=介護タクシー運営基準公表=要介護度別に請求―白タク行為禁止を明記―厚生労働省」
・厚生労働省:4月からの新介護保険報酬に伴い、介護タクシー用の「通院等乗降者介助の運用基準」を公表。
◎白タク禁止◎片道1回ごとの算定(輸送1回1000円)◎要介護4、5は身体介護でも請求可能(30分未満2310円)
◎乗降者前後の介助の別途請求の禁止◎ケアマネによる総合的介助の位置づけ義務◎事業者は都道府県に運営規定変更届が必要◎市町村の意見重視など。
※白タク対策:①原則青ナンバーの取得、②福祉限定の道運法80条許可により白ナンバーでの有償運送も認める。
②資料報告Ⅱ:「新聞情報」メール
国土交通省:構造改革特区NPO・ボランティア輸送を10地方運輸局に最低1ヵ所を自治体に促す
《「通達」作成を進める》
◎4月以降、特区申請自治体では、自治体の依頼を受けたNPO団体が運輸支局に自治体の紹介状とともに許可申請。→道路運送法80条1項に基づく審査。
◎80条に基づく許可までの標準処理期間は1ヵ月。→6月にも特例措置によるNPO・ボランティア団体による有償輸送サービスが始まる。
③資料報告Ⅲ:『シルバー産業新聞』(2003年2月10日付)
「タクシー事業者でない訪問介護事業者の「移送介助」は白タク行為~厚労省・国交省が判断~」
◎国土交通省:「タクシー事業者でない訪問介護事業所が行う場合、自家用自動車の有償輸送は『白タク』行為(介護報酬は運賃徴収)に該当し違法である」
◎今年度中に示される「STSガイドライン」についても、「NPO法人に輸送主体が拡大される見込みだが、民間の訪問介護事業者にまで有償移送を拡大することは認めない」
◎厚生労働省:「国交省が違法行為と判断するものについては、介護報酬は払えない」
④情報(宮城県警の道路運送法違反容疑でのNPO家宅捜索・続報)
・2月27日、書類送検。(利用者30人のうち8人を特定して立件/3年間で400万円分が対象)
●討議(議事録):
●尼崎市に『要望書』を提出(2月27日/尼崎のNPO6団体連名)
・要望内容:尼崎市として、構造改革特別区域計画の「NPOによるボランティア輸送としての有償運送可能化事業」認定申請を行うこと。
●構造改革特区から全国区になる国交省「ガイドライン」をめぐる論点。
①普通第2種免許を基本 ②福祉車両に限定 ③利用者の特定など
※軽福祉車両が180万円という中で、会としての車標示の問題が浮上してくる。
※困ったことがあれば、また、聞いたら、すぐに関西STS連絡会へ一報を。
●関西STS連絡会代表・井上憲一氏の逝去報告
次年度からの代表を、ユーダの上田隆志氏に依頼、了承して頂きました。
●介護外出ケアドライバー研修の取り組み
・1月25日、くらしのたすけ・い「エプロンの会」(阪南市)。
…運転スタッフ42名が参加。(次回以降、何人かに分けて実習による研修)
・3月 9日、「ピープルチェーン」(和泉市)…運転ボランティア12名参加
・3月29日、尼崎の地域生活を考えるネットワーク(尼崎市)
●関西STS連絡会への新規加入団体
・NPO法人み・らいず(大阪市)
・NPO法人支援の会ひまわり(西宮市)
・NPO法人ナイトケア吹田(吹田市)
●《参加団体の紹介⑥・報告》
今回は、NPO法人「み・らいず」(大阪市)のお二人にして頂きました。
《関西STS連絡会《4月セミナー》の開催》
■日時:4月19日(土)pm1:00~5:00
■会場:大阪市立総合生涯学習センター(大阪市梅田)
■講師:北川博巳先生(東京都老人総合研究所/交通エコロジー・モビリティ財団調査委員)
『2005年度「交通バリアフリー法」見直しと移動送迎支援活動の法的位置づけ問題」
■規模:100人規模
■次回運営委員会:4月5日(土)pm6:00~8:00
於:NPO日常生活支援ネットワーク事務所
|