第13回運営委員会(2003/04/05)
4月5日の「関西STS連絡会」第13回運営委員会が、事務局の「NPO日常生活支援ネットワーク」事務所で6時から8時半まで開催されました。
出席された団体・グループ様は以下の通りです。……(参加:13団体)
・ユーダ(大阪市) |
・NPO「自立生活センターやお」(八尾市) |
・協働事業所「b-free」(吹田市) |
・NPO「アクティブ・ネットワ-ク」(茨木市) |
・障害者生活支援センタ-「すてっぷ21」(茨木市) |
・カーボランティア「チャレンジャー」(宝塚市) |
・NPO寝屋川市民たすけあいの会地域ケアセンター(寝屋川市) |
・NPOアップストリーム障害者支援センタ-(尼崎市) |
・ライフパ-トナー「のぞみ」(大阪市) |
・自立支援センターOSAKA(大阪市) |
・「い~そらネット」(大阪市) |
・竹岡(大阪市) |
・近畿大学都市交通工学研究室(内野・小路) |
【議 案】
●冒頭確認:
①井上憲一氏の他界に伴い、上田隆志氏(ユーダ)が関西STS連絡会の代表に就任。
②井上憲一氏の“偲ぶ集い”を7月6日(日)ドーンセンターにて営む。(詳細は後日)
●報告事項:
①資料報告Ⅰ:『各都道府県介護保険担当部局担当官殿/厚生労働省老健局振興課・事務連絡』(2003年3月27日付)
「介護保険における事業者指定等と道路運送法との関係について」
・介護報酬改定「通院等のための乗車又は降車の介助」新設。…介護タクシーに給付の範囲・要件を明確、適正化を図る。
・今回の介護報酬改定によって、現に移送を伴う訪問介護を行っている事業者に道路運送法上の取扱いが変更されることはない(国土交通省・回答)
→「移動送迎=違反」⇒グレーに。
【現状】1000円/1回を請求するには、書類の添付の中に陸運局の承認書類が必要。
②資料報告Ⅱ:『各地方運輸局長殿/自動車交通局長・国自旅第231号』(2003年3月18日付)
構造改革特別区域法に係わるNPOによるボランティア輸送としての有償運送可能化事業における道路運送法第80条第1項による申請に対する取扱いについて」
・「NPOによるボランティア輸送としての有償運送可能化事業」:当該NPO等による道路運送法第80条第1項による申請に対し、速やかに許可を行う。
・有償運送の条件
①運送主体:地方公共団体から協力依頼を受けた社会福祉法人、NPO、地方公共団体自らが主宰するボランティア組織。地方公共団体の協力依頼は書面による。
②運送の対象:(1)介護保険法に基づく要介護認定を受けている者、(2)身体障害者手・の交付を受けている者、(3)独立した歩行が困難なもの(人工透析患者等)。
③使用車両:福祉車両。 ④運転者:普通第2種免許を有する基本としつつ……。
③資料報告Ⅲ:『東京交通新聞』(2003年3月31日付)
「=NPO有償運送を全国化=規制改革計画を閣議決定/緊急措置要件見直しも」
・今秋をメドに構造改革特区で行うNPO有償運送の全国化が焦点に。
…4月から一部地域で実施される「構造改革特区推進プログラム」を基に、細部について改善・策定される可能性も。
④資料報告Ⅳ:『東京交通新聞』(2003年3月31日付)
「=介護保険=移送への適用、難しい/05年改正に影響も―参院委で厚労相答弁」(3月26日)
◎坂口力厚生労働相答弁(参院厚生労委員会):「介護保険では移送サービスは施設送迎に限定されているが、自由な外出を介護施策に」(谷博之氏(民主党))と質問。「介護保険と医療保険と連携して考えざるを得ない。十分検討したいが、難しい問題もある。」=2005年に向けた介護保険制度抜本改正論議に入る社会保障審議会の動向にも影響か。
◎中村秀一厚労相老健局長答弁:介護タクシーと労働実態の調査→乗降介助の報酬額1回1000円、要介護4、5が30分2310円。NPOボランティアの運送対価はタクシー上限運賃の2分の1。リフト付タクシーの料金は使用車両の排気量、定員などで定めることになる。
●討議(議事録):
◎「白タク」と「移動送迎支援活動」とは違う。
・乗車拒否の現実の中で、市民活動によるSTSが始められた。
・ゆれ動く状況で、事業者の立場での論議に流れさせている。(原点を忘れずに!!)
・誰にとっての移動送迎支援事業なのかを鮮明に。
◎枚方市が「福祉移送サービス特区」申請。
「枚方市には、介護保険で「要支援」以上とされた高齢者と身体障害者は約18000人。市内のリフト付タクシーは5台。多くは社会福祉法人、NPOなどの送迎に頼っている。特区設定で今年度中に年間3000人の利用体制を予測」(読売新聞4/5付)。
◎尼崎「アップストリーム障害者支援センタ-」報告。
・障害者介助支援費制度に移行の絡み兵庫県指定居宅支援事業所に。
・身体障害者居宅支援 ・知的障害者居宅支援 ・障害児居宅支援
・尼崎市が「福祉移送サービス特区」申請を完了。
・尼崎市「地域参加促進事業予算」2000万円の有効活用を。
・「介護外出ケアドライバー研修」の取り組み
・3月29日、34名が参加(講師:関西STS連絡会・柿久保氏)。 ・尼崎市が後援。
◎寝屋川「寝屋川市民たすけあいの会地域ケアセンター」報告。
・寝屋川市介護保険事務所:「公共交通機関以外はダメ」を表明(3月末)。
→介護保険関係の移動送迎支援活動を全部ストップさせて、流れを見定めている。
◎八尾「自立生活センターやお」報告。
・八尾市は「法人への移動送迎に限定してOK」……行政によりバラツキあり。
◎『関西STS連絡会《4月セミナー》』の成功を!!
■日時:4月19日(土)pm1:00~5:00 ■会場:大阪市立総合生涯学習センター
◎「関西STS連絡会」2年目に向けて。
●「介護外出ケアドライバー研修」を ●情報発信を ●ネットワークの拡大を
■次回運営委員会:5月3日(土)pm6:00~8:00
於:NPO日常生活支援ネットワーク事務所
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