第24回運営委員会(2004/04/03)

■4月3日の「関西STS連絡会」第24回運営委員会が、事務局の「NPO日常生活支援ネットワーク」事務所にて6時から8時半まで開催されました。
■出席された団体・グループ様は以下の通りです。……(参加:17団体)
・車いす緊急修理サービス(大阪市) ・NPO法人「アクティブ ネットワーク」(茨木市)
・NPO法人「アップストリーム障がい者支援センター」(尼崎市) ・NPO法人くらしのたすけあい「えぷろんの会」(阪南市)
・NPO法人フクシライフ(泉佐野市) ・つばさ介護サービス(大阪市)
・外出支援センター「チャレンジャー」(宝塚市) ・守口送迎ボランティア(守口市)
・NPO法人「寝屋川市民たすけあいの会地域ケアセンター」(寝屋川市) ・NPO法人「社会福祉住環境推進協議会」(大阪市)
・NPO法人「きずなの会」(堺市) ・NPO法人「ベルビー」(枚方市)
・自立生活ステーション「YOU CAN」(大東市) ・自立支援センターOSAKA(大阪市)
・「い~そらネット」(大阪市) ・近畿大学都市交通工学研究室(内野)
・㈱三原金属工業福祉事業部

【議 案】

■ 資料関係:
①「福祉有償運送及び過疎地有償運送に係る道路運送法第80条第1項による許可の取り扱いに係る様式例等及び想定問答について」(自動車交通局旅客課 2004.3.29事務連絡)
②「移動自由の社会をつくるために(要望書)」(かながわ福祉移動サービスネットワーク)
③「第16回移送サービス研究協議会に関する報告」(遠藤氏作成)

■ 報告事項:

「福祉有償運送及び過疎地有償運送に係る道路運送法第80条第1項による許可の取り扱いに係る様式例………」(自動車交通局旅客課 2004.3.29事務連絡)
◎各自治体「運営協議会」立ち上げ……近畿運輸局として数に限界。
 (例「3・24事務連絡」:都道府県・指定都市・中核市宛)
【道路運送法第80条第1項による許可条件9項目】
・NPO等、法人でなければ駄目。  ・「登録会員名簿」(添付書類)扱いの問題。
・運送区間、区域の問題。  ・「添付書類」13種!!

→「運営協議会」に入って指摘していく必要!!

②参考:「移動自由の社会をつくるために(要望書)」(かながわ福祉移動サービスネットワーク)
→関西STS連絡会で「要請文サンプル」を作成、それぞれでアレンジして連名による提出行動を準備する。

③「第16回移送サービス研究協議会に関する報告」(於:東京、「アクティブ ネットワーク」参加報告)
・シンポジウム「移送サービスのターニングポイントから未来の移動を考える」
(秋山氏:東京都立大学、竹田氏:北海道障害者地域生活支援S、西村氏:兵庫移送ネット、阿部氏:東京ハンディキャブ連絡会)
◎運転者講習における問題点 ◎行政との協働のあり方について ◎GPS導入について

■ 討議事項(議事録):

①関西STS連絡会としてNPO法人を立ち上げ、事業展開を模索する。
②4月17日「移動送迎サービス「全国ガイドライン」検証セミナー」の開催。

※報告:国土交通省近畿運輸局自動車交通部次長・田中俊幸氏に決定。
③運転者研修の実施。
・5月:インストラクター養成研修会  ・6月:運転協力者講習会インストラクター養成研修

【参加団体からの報告・意見交換】
○ 堺市:NPO法人「きずなの会」……「運営協議会」立ち上げを追求。
○ 枚方市:NPO法人「ベルビー」
・NPO安全車、NPOベルビー…認証済 ・NPO移送サービスほっとん、NPOあおぞら介護センター…ヒアリング済
・「運送対価」:時間制と距離制の問題、待ち時間の扱いなど。
※「福祉移送特区」へのNPO参画はチェックが厳しすぎる。
○ 茨木市:NPO法人「アクティブ ネットワーク」……対応を準備中。
・「登録会員名簿」(添付書類)扱いの問題:利用者の「プライバシー保護」の問題。
・ボランティア運転協力者:「就任承諾書」はどうなる。
・保険の問題など。
○ 寝屋川市:NPO法人「寝屋川市民たすけあいの会地域ケアセンター」
・ストップして動きを見ている現状 ・「登録会員名簿」(添付書類)はしんどい部分がある。
○ 大阪市:車いす緊急修理サービス
・タクシー事業者と非営利団体の再整理の必要がある。
・高齢者の「名簿」は高い値が付く…出す必要ない!!
○ 尼崎市:NPO法人「アップストリーム障がい者支援センター」
・NPO・行政の連絡会の幹事団体にならされて頭が痛い。
・「運営協議会」立ち上げについては、行政側が人事異動期で分かっていない。
○ 大阪市:つばさ介護サービス
・5㎞以内、10台までだったら、福祉タクシー展開も可能。
○ 大阪市:社会福祉住環境推進協議会……現在、NPO法人の認証申請中。
○ 宝塚市:外出支援センター「チャレンジャー」
・地図上での距離制、タクシーの1/2表を作成 ・福祉車両しか駄目なら「回転シート」への改造も。
○ 阪南市:NPO法人くらしのたすけあい「えぷろんの会」
・介護保険、支援費両制度でも、移動送迎は切り離せない。
・行政:枚方市へ相談しに行ってはいるが、「特区申請は無理だろう」との見解。
・社協:何回も接触して、やっと「えぷろんの会と一緒に移送に取り組む」という段階。
・「運営協議会」:複数の市町村(岬、泉南などと)との立ち上げを追求。
○ 大阪市:㈱三原金属工業福祉事業部……4月22日(木)~24日(土)に「バリアフリー展」。
○ 守口市:守口送迎ボランティア
・地域の助け合い活動:利用者130人、2000回、往復500円。
・セダン車、NPO法人でないから摘発?、いつでもやって下さい。

【まとめとして】
運転者研修体制をきっちりと組もう。
「有償」「無償」論議は、社会福祉協議会でも持ち上がっている……連携を。
介護保険、支援費制度でも保障されていない、障害者、高齢者への自立支援活動部分は課題として残されたまま。
※関西STS連絡会として、4月中に各行政向けの「要請文」の“ひな形”を作成。
→それぞれでアレンジして、関西STS連絡会との連名で提出行動を準備しよう。

■次回運営委員会:5月1日(土)pm6:00~8:00
         於:NPO日常生活支援ネットワーク事務所