第82回運営委員会 ■1月9日に「関西STS連絡会」第82回運営委員会が、事務局の「NPO日常生活支援ネットワーク」事務所にて6時から8時半まで開催されました。 ■出席された団体・グループ様は以下の通りです。……(参加:9団体)
【議 案】 ■ 資料関係: @『運転者講習3000人超す/大阪の関西STS連絡会』(東京交通新聞2009.12.14) 「関西STS連絡会(伊良原淳也代表)は7、8の両日、今年最後の福祉有償運送運転者の講習会を開催、30人が受講し講習・実技を修了した。国土交通省が認定する同講習会は、有償運送事業の登録制移行後の2007年1月から開始、累計受講者数は3172人となり、3年間で3000人を突破した。1種免運転者が有償運送に携わる場合の要件となる。最終日の8日は道路運送法など関係法令を勉強した後、2班に分かれ@福祉車両への車いす乗降、運転実技、Aセダン車両への乗降・介助実習、車いす実技――を行った。 大阪府内の福祉有償運送登録団体は今年4月現在、165事業者、運転者数1096人(1種免許965人、2種免許131人)で、全般的に横ばいから微減傾向にあるものと見られる。府内で国交省認定の運転者講習を実施しているのは関西STS連絡会など9団体ある。近畿2府4県では24団体。 大阪府では「登録事業者数、運転者数は変動しており増減があるのが実情」(地域福祉推進室)と話している。」 ■ 報告ならびに今後の課題討議:
(1)対大阪市福祉有償運送運営協議会・事務局への「要望書」の提出行動検討 (2009年12月24日、於:大阪市健康福祉局障害福祉企画、柿久保、伊良原、田村)
【提出にいたる経過】
■「大阪府福祉有償運送運営協議会連絡会・意見交換会」(2009年3月26日、於:大阪府庁本館) ■「大阪市運営協議会/NPO法人 日常生活支援ネットワーク 福祉有償運送登録更新」 (2009年4月30日、於:大阪市役所) ■個別・意見交換会(2009年5月8日、於:阿倍野保健所) ■2009年5月14日:@大阪運輸支局「協議は継続」、A大阪市運営協議会「協議が整わなかった」の対応 ■国土交通省・通達第34号「運営協議会における独自の基準に対する考え方について」(2009年5月21日) ■2009年11月13日:大阪市運営協議会「福祉有償運送 事業者アンケートに伴う意見交換会」開催。 ■2009年12月24日:「要望書」提出(大阪市福祉有償運送運営協議会 事務局宛) 「 要 望 書 ……(略)…… T.「道路運送法第79条の2の規定による福祉有償運送の登録に係る協議基準」(附則:この基準は、2009年11 月13日以降に提出があった申請書から適用するものとする。)について。 @第3条(収受する対価)、A第5条(使用車両)、B第6条(運転者等)について、道路運送法施行規則、第 143号通達(福祉有償運送の登録)、第144号通達(対価の取扱い)との対比を示し、運営協議会で協議した内 容を明らかにするため、「大阪市情報公開条例」に従って、その議事録を市民に公開することを求めます。 U.「大阪市福祉有償運送運営協議会・意見交換会」(2009年11月13日開催、於:地下1階第8会議室)について。 ・運営協議会事務局より「タクシーチケットは障害者の社会参加の為のもので、安全性の担保のため近畿運 輸局許可の青ナンバー事業者に限って、行政が補助を付けている」と説明されたが、福祉有償運送にも「福 祉タクシー券の交付」は全国的にも多くの自治体で実施されており、大阪府内でも茨木市、吹田市が実際に 「福祉タクシー券の交付」を実施しています。事務局として、予断と憶測による発言は慎むべきです。 ・また運営協議会事務局がアンケート結果の報告時に、「まったく経費は賄えない」が83.3%にも登るという 結果について「ボランティア送迎は、黒字になることを想定していない事業」であり、「採算を度外視した事 業」ですのでとくり返し、日野座長も「もともとボランタリーですから、タクシーの2分の1になっている」 と追認した発言をおこない、道路運送法79条の主旨を否定する発言をおこなっています。 ・その他、介護保険における「乗降介助」「ヘルパーの同乗」などに対しても不認識な発言が放置されたり、正 しく修正されないままで「迎車・回送料金」「待機料金」等についても感覚的な発言に終始している運営協議 会の実態は、協議委員の責任というよりは、貴重な時間帯に10数名も参加していながら正しい認識の基で の前向きの協議の場を保障し切れていない、大阪市事務局の怠慢といわざるを得ません。 「大阪市情報公開条例」に基づいて、2009年11月13日開催の「意見交換会・議事録」を作成し、市民に公開す ることを求めます。 ……(略)…… そして、私たち移動送迎サービスを担う非営利法人にとっても、移動制約者にとっても、ひいては地域で 生活をともにする市民にとっても、「ローカルルール」の審議過程は明らかにされなければなりません。つまり 運営協議会の各委員さんに正確な情報と、正しい資料を提供し、真摯な協議の場を提供することが、多忙の なかでも運営協議会を少しでも実りあるものとしてゆくための事務局の責任として感じ取ってもらいたいの です。 翌1月末日までに以下の二点についての「議事録」の公開をおこなうよう、ここに申し入れるものです。 ―記―
一.「2009年11月13日以降に提出があった申請書から適用する」とされている「福祉有償運送の登録に係る協議 基準」のうち、@第3条(収受する対価)、A第5条(使用車両)、B第6条(運転者等)に関する運営協議会で の協議過程の「議事録」を、大阪市情報公開条例に従って市民に公開すること。一.「大阪市福祉有償運送運営協議会・意見交換会」(2009年11月13日開催、於:地下1階第8会議室)の議事 録(録音起こし)を作成し、大阪市情報公開条例に従って市民に公開すること」。 (2)3・14セミナー案「誰もが自由に移動できる地域社会を目指して 〜生活者としての高齢者・障がい者の移動の問題を考える〜」の開催 ■日時・会場:2010年3月14日(日)13:00〜17:00、於:高槻現代劇場 ■主催:NPO法人 全国移動サービスネットワーク / 関西STS連絡会 ■後援:大阪府/高槻市/大阪府社会福祉協議会/高槻市社会福祉協議会(依頼中) ■内容: 1)基調講演:「交通基本法から考える利用者本位の移動について(仮称)」 講師:辻元清美さん(国土交通副大臣) 2)報告T:「道路運送法改正後の福祉有償運送の実態調査とその考察(仮称)」 問題提起:猪井博登さん(大阪大学大学院工学研究科・助教) 報告U:「全国の福祉有償運送の現状と、いま問われているもの(仮称)」 問題提起:河崎民子さん(NPO法人 全国移動サービスネット・副理事長) 3)パネルディスカッション:「誰もが自由に移動できる地域社会を目指して」 (3)福祉有償運送「運行管理者及び運転者スキルアップ研修」の開催 ■日時・会場:@1月22日(金) A1月28日(木) B2月18日(木) ■会場:大阪社会福祉指導センター ■主催:NPO法人 移動送迎支援活動情報センター ■共催:(社福)大阪府社会福祉協議会/関西STS連絡会 (4)1月度〜の「福祉有償運送(及びセダン等)運転者認定講習会」の開催 ◎ 1月11、12日/関西STS連絡会「運転者認定講習会」(大阪市) ◎ 2月 8、 9日/関西STS連絡会「運転者認定講習会」(大阪市) ◎ 3月 6、7日/関西STS連絡会「運転者認定講習会」(大阪市) |