参加者の半数以上が、高山病にかかり、頭痛や吐き気で苦しむ、高度3000mの世界。
私はチベットにひきつづき、まったく高山病の気配もなく、
現地のお酒も楽しみ“コケイン”いえいえ、“コカ茶”をのみながら、強行軍の日程をこなしていた。
でも、その時は感じていなかったけど、帰国してあらためて写真をみていると、
ペルーに滞在している間のことすべてが夢の中のように感じる。これこそ秘境というものだろう。
マチュピチュには世界中から人が訪れる。３日間のトレッキングで入る人。
ゆっくり滞在でメディテーションする人。なぜかみんな、優しい顔になるようだ。
私達も手をつないでメイソウしてみた。
私には何も降臨はなかったが、このあわただしい日程の中でさえ、心おちつく８日間だった。

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