《2024年『第27回東大阪国際交流フェスティバル』
2024年11月3日(日曜日) 
午前11時~午後3時30分
〈小雨決行〉
於:布施三ノ瀬公園



~多民族共生のまちづくりは東大阪から~

 東大阪国際交流フェスティバルは、2020年、2021年度に
は“新型コロナウィルス禍”で“東大阪国際交流フェスティバル”の三ノ瀬公園での開催は自粛し、その間、“国際交流の灯を消さない”ために「各団体・企業の現状映像発信」「子どもデザイン・コンテスト」「“写真記録集”発行」や、「地域の外国人との文化やモノづくり見学会」を取り組み、第25回(2022年)、第26回(2023年)は「東大阪市民ふれあい祭り(5月)」再開へのノウハウからも学びながら、約6,000名の東大阪市民の参加で三ノ瀬公園での“東大阪国際交流フェスティバル”の開催につなげることができました。

 2024年の
“第27回 東大阪国際交流フェスティバル”においても「東大阪市多文化共生事業補助事業」としての位置づけをいただいており、7月4日に東大阪市多文化共生・男女共同参画課を交えた第27回フェスティバル実行委員会を発足させ、三ノ瀬公園での開催準備に入ることを確認してまいりました。

 私たちのまち・東大阪には、87か国、20,184人(2023.7.31現在)の外国の人たちが住んでいます。東大阪国際交流フェスティバル当日、
三ノ瀬公園は“アジアの出逢い”“世界の出逢い”の場になります。おとなから子どもまで楽しめるフェスティバルです。

 韓国・朝鮮、中国、ベトナム、フィリピン、タイ、インド、ネパール、メキシコ、アフリカ
……。それぞれの歌や踊り、自慢の料理、民芸品など民族色豊かな内容が詰まっており、満喫できるフェスティバルとなります。三ノ瀬公園で、みんなでお友だちになりましょう。
 そして市民の手作りによる「東大阪国際交流フェスティバル」を機に、だれもが暮らしやす
い“国際共生のまち・東大阪”をつくり出していきましょう。
2024年11月3日
特定非営利活動法人 東大阪国際共生ネットワーク
第27回東大阪国際交流フェスティバル実行委員会


第27回東大阪国際交流フェスティバルの構成
 
【呼びかけ】特定非営利活動法人 東大阪国際共生ネットワーク

【主催】第27回東大阪国際交流フェスティバル実行委員会

在日本大韓民国民団布施支部 在日本大韓民国民団東大阪南支部
在日本大韓民国民団枚岡支部 東大阪近畿経友納税会
在日本朝鮮人総聯合会東大阪南支部 在日本朝鮮人総聯合会東大阪支部
在日本朝鮮東大阪商工会 東大阪朝鮮初級学校 東大阪朝鮮初級学校教育会
東大阪市国際交流協会 東大阪日中友好交流会 
(公社)アジア協会アジア友の会 東大阪市教職員組合
自治労東大阪市労働組合 東大阪市在日外国人教育研究協議会
布施夜間中学校 意岐部夜間中学校 東大阪民族講師会
特定非営利活動法人うり・そだん 日韓問題を考える東大阪市民の会

【共同代表】李周衡 沈基鳳 王自祥  城戸総一郎
【名誉顧問】呉龍浩 坂口久代
【特別顧問】
金政義 劉志武 藤井竜太郎

【後 援】
東大阪市 東大阪市教育委員会
東大阪市自治協議会 東大阪商工会議所


 

特設ステージ・プログラム(第27回東大阪国際交流フェスティバル) 
 
 出店メニューのご案内(第27回東大阪国際交流フェスティバル)
 

今年も国際色豊かな温かい
国際交流フェスティバル!!

 
ぜひ、お越しください!!

【第27回東大阪国際交流フェスティバル実行委員会】
TEL・FAX:06-6721-6670

【お問い合わせ】
NPO法人東大阪国際共生ネットワーク
TEL・FAX 06-6721-6670
E-mail:
kokusaiks@e-sora.net



2024年 市民報告集会》
=外国籍の不就学児童生徒にかかわる諸問題 =
4年間の取組みのまとめと課題 報告集会

 文部科学省の「外国籍の“小中学校就学不明児童生徒数”が全国で22,000人」(2020年1月)との発表を受け、私たち市民の会とNPO法人 国際共生ネットは、東大阪市教委への「要望書」を提出し、同時に鳴戸市議による市議会質問による実態解明を進めてきました。私たちのスタート点は東大阪市議会答弁「就学状況を確認できない外国籍児童生徒数:127名判明(7ヵ国語)」(2020年5月1日現在)でした。
■ 大切な外国籍住民への細かいサポート
 不就学児童生徒の存在は一方で貧困問題ともつながっており、東大阪市「要保護児童対策地域協議会」での外国籍の子どもたちの存在も明らかになりました。
 新型コロナ禍「特別給付金」(
2020年)においても8月末のぎりぎりの締切りまで取組みましたが、最終的には“1692世帯(うち外国人245世帯)”が未申請のままとなりました。
 また、他市と比べて立ち後れていた文科省「帰国・外国人児童生徒等に対するきめ細かな支援事業」委託に関して、東大阪市は2021年度までは「無し(
0円)」の実態でした。2022年度以降は「文科省支援事業」として取組まれるようになりました。(2024年度予算では、少しの増額になるようです。)
■ 求められる現場への支援体制
 東大阪市の現状は「日本語指導が必要な児童生徒数」は424名(2023年5月)と急増しており、学校園の諸課題(学力向上、特別支援教育、生徒指導、日本語指導、部活動など)に対応するスクールサポーターも358人(2023年12月)と、現場の悲鳴が聞こえています。

 ご多忙の折りとは存じますが、ご参加とご協力をお願いする次第です。


2024年 市民報告集会》
=外国籍の不就学児童生徒にかかわる諸問題=
4年間の取組みのまとめと課題 報告集会

「4年間の行動報告と見えてきた課題」
講師:安野 勝美さん
(外国籍の不就学児童問題を考える東大阪市民の会・事務局)

「4年間の取組みをふり返って」
報告:鳴戸 鉄哉さん
(前・東大阪市議)

◎ 日時:2024年5月9日(木)18:30~
◎ 会場:スコラ東大阪会議室
(東大阪市教職員組合)
(近鉄奈良線若江岩田駅北側 希来里(きらり)
2
◎ 参加費:
500(資料代)
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◆ 主催:外国籍の不就学児童問題を考える東大阪市民の会 ◆
(事務局:NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク)
TEL&FAX 06(6721)6670
Email:
kokusaiks@e-sora.net

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2023年『第26回東大阪国際交流フェスティバル』》 
動画

2023年『第26回東大阪国際交流フェスティバル』写真報告》
 ◆第26回 フェスティバル写真:朝の会場設営編 ⇒ココから
 ◆第26回 フェスティバル写真:出店ブースの様子編 ⇒ココから
 ◆第26回 フェスティバル写真:子ども広場の様子編 ⇒ココから
 ◆第26回 フェスティバル写真:資源ステーション編 ⇒ココから
 ◆第26回 フェスティバル写真:特設ステージの様子編 ⇒ココから
 ◆第26回 フェスティバル写真:パレード隊の様子編 ⇒ココから
 ◆第26回 フェスティバル写真:
特別企画「ともに歌い、ともに踊ろう」編
⇒ココから



2022年『第25回東大阪国際交流フェスティバル』》 
◆第25回 フェスティバルDVD
「待ちに待ったフェスティバルが帰って来た~!」
⇒ココから!!
25回 東大阪国際交流フェスティバル「まとめ」 ⇒ココから
◆第25回 フェスティバル写真:集会場設営編 ⇒ココから
◆第25回 フェスティバル写真:出店編 ⇒ココから
◆第25回 フェスティバル写真:舞台編 ⇒ココから


2021年 東大阪国際フェスタ企画イベント》
地域の外国の人たちとの       文化やモノづくり見学会
東大阪には外国の人々が約19000人住んでいます。最近は仕事や留学によりベトナムやネパールなどアジアの国からの人々が多くおられます。外国から来られたみなさん 一緒に暮らすこの地域のことをもっと知りたいと思いませんか。私たちが案内するまち歩きに、ぜひご参加ください。


地域の外国の人たちとの      
      文化やモノづくり見学会

Nơi tham quan học hỏi tại công xưởng,văn hóa,lịch sử
với các bạn người nước ngoài



報告動画
「地域の外国の人たちとの文化やモノづくり見学会(2021)」
↑ココから!!

実施結果・アンケート
  見学会まとめ     ←ココから!!  
  アンケート結果     ←ココから!!  



【第1回】「記念館コース」
日時:2021年11月3日(祝)午後1時~

集合場所:近鉄奈良線「八戸ノ里駅」改札口
記念館コース:
おもちゃ博物館~司馬遼太郎記念館~喫茶美術館(交流会)
解散:小阪駅

★記念館コース「マップ」 ←ココから!!
記念館コース「取組報告」 ←ココから!!



【第2回】「モノづくりコース」
日時:2021年11月20日(土)午後1時~

集合場所:JRおおさか東線「長瀬駅」改札口
モノづくりコース
松下工作所(溶接加工)
~三島硝子建材(窓サッシ製作)
――東大阪のモノづくりの説明・交流会――
解散:小阪駅

★モノづくりコース「マップ」 ←ココから!!
モノづくりコース「取組報告」 ←ココから!!



【第3回】「ラグビー場コース」

日時:2022年2月11日(祝)午後1時~
コロナウイルスの急速な感染拡大を受けて中止!!
2022.1.25 事務局】

集合場所:近鉄奈良線「花園駅」改札口
ラグビー場コース:
花園商店街(旧吉田川)~美術センター
~花園ラグビー場(交流会)
解散:東花園駅

ラグビー場「マップ」 ←ココから!!
ラグビー場「コース案内」 ←ココから!!



【第4回】「石切神社コース」

日時:2022年2月19日(土)午後1時~

コロナウイルスの急速な感染拡大を受けて中止!!
2022.1.25 事務局】

集合場所:近鉄奈良線「石切駅」改札口
石切神社コース:
孔舎衛坂駅跡(旧生駒トンネル)
~河内木綿はたおり工房(体験)
~石切参道商店街~石切劔箭神社
解散:新石切駅

石切神社「マップ」 ←ココから!!
石切神社「コース案内」 ←ココから!!



参加費:200

◎ 主催:NPO法人東大阪国際共生ネットワーク
◎ 協力:東大阪国際交流フェスティバル実行委員会・大阪あそ歩

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◆ 問合せ:NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク ◆
TEL&FAX 06(6721)6670
Email:kokusaiks@e-sora.net


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We are one
!!



《第24回 東大阪国際交流フェスティバル》
「“新しい友人”が東大阪で
共に生きいきと暮らせることを願って…」
東大阪国際交流フェスティバル実行委員会 衣川 康裕
 

24回 東大阪国際交流フェスティバル(動画)!!

参加者みんなで「ウエルカム・ニューフレンド」
 緑色、茶色、赤茶色さまざまな色のカレーが、一つのプレートに並んでいます。とてもおいしそうな、さまざまな香辛料の香りがします。タイ、ベトナム、フィリピン、インド、日本の5種類のカレーです。そのうち3種類を選んで食べるという形で売られていた180食のカレーは、あっという間に完売となりました。第24回フェスティバルの特別企画「ウエルカム・ニューフレンド」では、さまざまな国のカレーやカレーパンを味わうこと。それぞれの国の食文化を通じ交流を深めようというものでした。カレーを提供したくれたのは、タラート&ダンサーズ、八尾ベトナム人会、カワチカユマンギグループ、ガンガジ、さらんばんのみなさんが早朝からご協力をいただきました。当日の販売は、実行委事務局の青年プロジェクトの皆さんです。
 東大阪といえば「ラグビーのまち」ですが、パンに例えるなら「カレーパン」です! 今回、小阪駅近くにある「ヴィドフランス小阪店」のご協力で、フィリピンと日本のカレーのカレーパンを
130個製造していただきました。店長さんによると「その国ならではのパンチがあって、おもしろい」と。さらにガンガジさんからも「インドキーマカレーパン」50食を製造していただき、彩を加えていただきました。やはり即、完売となりました。
 ほかにもベトナムのサンドイッチ、バインミーやフォーや、定番になっている各国のご自慢の食べ物を、じっくりと味わうことができました。

今年も盛況! 「こどもたちの広場」!!
 こどもたちの広場では、いろんな遊びに加えて、今回は、多くの国の国旗と文化を取り混ぜたデザインの“力士”を使い、「トントン相撲」をしました。近畿大学文化デザイン学科の学生さんたちの協力を得て実現したもので、こどもたちは夢中になって楽しんでいました。自然な形で多文化に親しんでいく姿が印象に残ります。

舞台出演の緊張感! 達成感! 安堵感!!
 舞台では、美しい民族衣装に身を包んだ出演者らが熱演され、観衆が一瞬も飽きることなく、惹きつけられる演目が続きました。タイの歌と踊りを披露したタラートさんは、「今年は客席のノリがよく、とても楽しく踊ることができた」と。またタイ現地のテレビ局も来場しており、インタビューも受けておられました。
 私は毎年、舞台進行の手伝いをしていますが、出演される方々の緊張感と、出演後の達成感と安堵感に満ちた表情が大好きで、本当にさまざまな国の独自性や、小学生からご高齢の方まで年齢を問わず、いきいきと演奏、舞踊を披露されている姿から活力をいただいています。観衆の皆さんと出演者が一体となったときには心の奥で、「よっしゃ」と叫んでいるのです。


今回も圧巻の「パレード行進」

 このフェスティバルで、もっとも文化を肌で感じ、感動を得る催し。それは「パレード」です。今年も長堂小学校を出発し、三ノ瀬公園まで車道を練り歩きました。中国東北地方の踊り「ヤンガー」をはじめ、韓国・朝鮮の「農楽隊」、タイの踊り等が民族衣装をまとい駅前から公園まで進んでいく姿は«鳥肌が立つ»ほどの迫力と、美しさ、力強さが伝わってきます。このパレードの実現には、いうまでもなく地域の自治会、商店街、布施警察や、観衆の皆さんのご協力なしには決してありません。感謝につきます。

 
来年また必ずお会いしましょう。最後に“新しい友人”が東大阪で生きいきと暮らしていけるよう、私たちも共に力をあわせていきたいものです。私たちは、これからもずっと“ともだち”です。
(事務局・衣川)



2019年 市民学習集会③》
改正入管法と在住外国人の労働と暮らしを考える学習会
外国人労働者と教育現場の問題

・外国人労働者の受け入れを拡大する新たな制度(改正入管法)がこの4月1日から始まりました。新しい制度が、私たちの住む東大阪市に来られた外国人労働者の暮らしにどう関係しているのか、共に暮らし交流していくために、私たち市民に何ができるのか。こうしたことを考えるため5月17日、7月10日の2回にわたって学習会を開催しました。
・学習会では、これまでの制度が外国から来た労働者にとって、働く権利や暮らしていくための保障が決して十分なものではないことがわかりました。
・そして、最近のマスコミや文部科学省の調査では、新たに外国籍を持つ子どもたちの教育についての大きな問題が明らかになっています。こどもたちの2割近くの
210,701人が、学校に通っているかどうか確認できない就学不明となっており、さらに日本語教育が必要なのに、学校で指導が受けられない無支援の子どもが11,008人にも達しているというのです。
・私たちが、東大阪国際交流フェスティバルを通じて、培ってきた「多民族・多文化共生の街づくり」を目指していくには、このような不十分なポイントをよく知り、どのようにサポートできるかが重要なことだと考えています。
・第
3回目の学習会では、夜間中学校において教育の問題を現場で取り組んでこられた布施中学校夜間学級の安野勝美氏から実情をお聞きし、共に考えていきたいと思います。


2019年 市民学習集会(第3回)》
改正入管法と在住外国人の労働と暮らしを考える学習会
~第
3回「外国人労働者と教育現場の問題」~

講師:安野 勝美氏
(東大阪市立布施中学校夜間学級・教員)

◎ 日時:2019年11月17日(日)13:30~15:30
◎ 会場:スコラ東大阪会議室
(東大阪市教職員組合)
(近鉄奈良線若江岩田駅北側 希来里(きらり)
2
◎ 参加費:
500(資料代)
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◆ 呼びかけ:NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク ◆
TEL&FAX 06(6721)6670
Email:kokusaiks@e-sora.net


「チラシ」←ココから!!



2019年 市民学習集会②》
改正入管法と在住外国人の労働と暮らしを考える学習会
ベトナム人技能実習生から見た改正入管法の問題点と 私たちが取り組んでいかねばならないこと

・外国人労働者の受け入れを拡大する新たな制度(改正入管法)がこの4月1日から始まりました。新しい制度が、私たちの住む東大阪市に来られた外国人労働者の暮らしにどう関係しているのか、共に暮らし交流していくために、私たち市民に何ができるのか。こうしたことを考えるため5月17日に第1回目の学習会を開催しました。
・学習会では、今回の法改正は「人手不足なので働きに来てほしい」「労働条件が悪くても、同じ場所で働いて」「最低賃金の低い県でも我慢して働いて」「家族がいるとコストがかかるから単身で」「恋愛しないで、妊娠や出産は絶対ダメ。生むなら帰国して」「怪我も病気もしないで、元気で休まず、文句も言わずに働き続けたらビザを更新してあげる」「失踪や不法滞在は絶対にダメ」という、非常に不十分な制度であることがわかってきました。
・しかし私たちが、東大阪国際交流フェスティバルを通じて培ってきた「多民族・多文化共生の街づくり」を目指していくには、制度の改善だけではなく、この不十分なポイントをどのように市民がサポートできるかが重要だと考えています。
・第
2回目の学習会では、そのためのヒントを外国人労働者と一緒に現場で取り組んでこられた神戸大学・斉藤善久准教授からお聞きしたいと考えています。


2019年 市民学習集会(第2回)》
改正入管法と在住外国人の労働と暮らしを考える学習会
~第
2回「ベトナム人技能実習生から見た改正入管の
問題点と私たちが取り組んでいかねばならないこと」~


講師:斉藤 善久氏
(神戸大学大学院国際協力研究科・准教授)
【斉藤善久准教授プロフィール】
 斉藤先生は、特にベトナムにおける労働法の研究や技能実習制度による日本で働くベトナム人労働者の問題に詳しく、具体的な技能実習生への支援活動の傍ら、国会での意見陳述、またテレビでの市民への訴えなど、学識者の立場を越えた取り組みを展開しておられます。
(論文)
・外国人労働者の権利侵害とその救済の実際:「季刊労働法」(
2018.9
・外国人労働者の受入れ拡大について:「労働法律旬報」(
2018.9
・日本で働くベトナム人労働者 ―問題状況とその背景:「連合総研レポート」(
2018.5
・外国人技能実習制度の問題点 ―技能実習法の与える影響:「労働法律旬報」(
2017.10
・外国人技能実習適正化法案:「季刊労働法」(
2015.12
・ベトナムにおける「労働力輸出」産業の実態と問題点:「季刊労働法」(
2015.3
・ベトナムにおける労働者派遣と法規制:「アジア法研究」(
2011.12
・ベトナム労働法における労働者代表主体の取り扱い:「社会体制と法」(
2011.6
・ベトナムに見る労働市場のグローバル化と関係法制の現状:「社会体制と法」(
2009.6
(参考人意見)
・入管難民法改正案関係:「参議院法務委員会」(
2018.12.5
・外国人技能実習適正化法案関係:「参議院法務委員会」(
2016.11.10
(テレビ出演)
NHK Eテレ「バリバラ」で四国タオルエ場で働くベトナム技能実習生への支援を語る

◎ 日時:2019年7月10日(水)18:30~20:30
◎ 会場:スコラ東大阪会議室(東大阪市教職員組合)

(近鉄奈良線若江岩田駅北側 希来里(きらり)2
◎ 参加費:
500円(資料代)
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◆ 呼びかけ:NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク 
TEL&FAX 06(6721)6670
Email:kokusaiks@e-sora.net


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2019年 市民学習集会》
改正入管法と在住外国人の労働と暮らしを考える学習会
よく知ろう! 改正入管法と外国人労働者の 受け入れの現状と課題について

・外国人労働者の受け入れを拡大する新たな制度(改正入管法)が、この4月1日から始まりました。これまで「高度な専門人材」に限定されていた就労目的の在留資格を、事実上の単純労働者にも認めるという大きな政策転換です。
・渡したちの住む東大阪市でもこれまでの技能実習生の制度により多くの外国人労働者が働いていますが、日本の大手企業において労働法違反の劣悪な条件下で働いている実態が明らかにされ、その改善が求められている現実があります。
・新しい制度がこれまでの技能実習生の制度とどのように違うのか、来日した外国人労働者が安心して働き、暮らしていくことが保証されるのかなど、様々な問題点も指摘されます。
・私たちは東大阪国際交流フェスティバルを通じて、多民族・多文化共生の取組みを進めてきました。言葉や文化などの違いを認め合い、互いに尊重し合う街づくりを進めるうえで、今回の制度が大きな影響を与えることは間違いありません。
・制度の全体像を理解し、来日した外国人労働者と共に暮らし、交流していくために、私たち市民に何ができるのかを考えていきたいと思います。


2019年 市民学習集会(第1回)》
改正入管法と在住外国人の労働と暮らしを考える学習会
     ~第
1回「よく知ろう! 改正入管法と外国人労働者の
受け入れの現状と課題について」~


講師:藤本伸樹氏
(アジア・太平洋人権情報センター研究員)

◎ 日時:2019年5月17日(金)18:30~20:30
◎ 会場:東大阪市教職員組合会議室(スコラ東大阪)

(近鉄奈良線若江岩田駅北側 希来里(きらり)
2
◎ 参加費:
500
-----------------------------------------------
◆ 呼びかけ:NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク 
TEL&FAX 06(6721)6670
Email:kokusaiks@e-sora.net


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《ドキュメンタリー映画
「アイ(子ども)たちの学校 100年の差別-その闘いの記憶」

この世に差別されるべき人間は一人もいません
~大阪朝鮮高級学校生徒の言葉から~1910年―日本は武力で韓国併合を強要し、朝鮮半島を植民地にした。
1948年―GHQと日本政府は朝鮮学校閉鎖令を出し、閉鎖を強行した。
現在―日本政府は法・制度的に民族教育の抑圧をはかり、裁判所の多くが追随している。
100年にわたって続けられてきた差別の歴史。
在日朝鮮人はアイ(こども)たちの夢を育むために、
幼稚園から大学にいたる世界にもたぐい稀な民族教育事業を行ってきた。
しかしいま、ウリハッキョ(朝鮮学校)は厳しい逆風を受けている。
2010年、政府は高校無償化制度からウリハッキョを排除し、
地方自治体も次々と補助金を打ち切ってきた。
ウリハッキョは裁判闘争に立ち上がった。
その闘いは全ての外国人の子どもたちの教育権に連なり、
多民族多文化共生の時代を切り開いていく。
知られざる歴史的資料や証言を発掘し、ウリハッキョの
差別と闘いの真実を浮き彫りにする初の長編ドキュメンタリー。


映画『アイたちの学校』東大阪上映会
アイ(子ども)たちの学校
100
年の差別-その闘いの記憶」

■ 東大阪上映会 ■
◎ 日時:2019年5月17日(金)18:30上映
◎ 日時:2019年5月24日(金)18:30上映
◎ 日時:2019年5月25日(土)13:30、18:30上映

会場:
布施駅前市民プラザ多目的ホール
東大阪市長堂
1-8-37/ヴェルノール布施5階(布施イオン5階)
◎ 資料代:
1,000
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◆ 共催/東大阪日朝友好の会、東大阪朝・日友好親善協議会 ◆
問合せTEL:06(6728)9144

「チラシ」←ココから!!

■ 監督/高賛侑
■ 制作/「アイたちの学校」制作委員会
■ 撮影/小山帥人、松林展也、高賛侑
■ 編集/黒瀬政男 テーマ音楽/朴守賢
【ドキュメンタリー/
2019年/99分】

■ 推薦:前川喜平氏(元文部科学事務次官)
在日コリアンの子どもたちが「ウリ・ハッキョ」と呼ぶ学校。
彼等が自分たちの言葉と文化を学ぶ学校。
その過去と現在を学ぶことができるこの映画を、
一人でも多くの日本人に観てもらいたい。
共に未来を生きる者として。


《合田牧師・没10年》
合田悟さんの草の根40年を偲ぶ集い

 私たちの合田悟牧師が永眠された日から、早いもので10年が経過いたしました。
 合田牧師は、東大阪国際交流フェスティバル、
NPO東大阪国際共生ネットワーク、東大阪市外国籍住民施策懇話会をはじめ、日韓・日朝の親善交流、うり・そだん、さらんばんへの支援や、外国人の人権擁護活動のみならず、プライバシーの保護、公害問題としての石けん使用運動、ごみを考える会など、広範な“平和と人権”“民主主義”の確保への40年の歩みを続けてこられました。
 いうまでもなく、そうした合田牧師の草の根の取り組みは、日本の歩んできた歴史と、東大阪地域の成り立ちを視野に入れた貴重な取り組みであり、今も地域のそれぞれの生活の場でひき継がれ、私たち一人ひとりの胸の中に温かく刻み込まれているものです。
 “没
10年”を迎えるにあたって、心温かい仲間の皆さまとともに、ひと時、合田牧師との出会いや、それぞれの歩みをふり返りながら、受け継いできた“想い”を今後も大切にしていくための、ささやかな集いとなれば幸いです。
 ご多忙の折とは存じますが、温かい仲間の皆さまのご参加を心よりお待ちしております。



《合田牧師・没10年》
合田悟さんの草の根40年を偲ぶ集い

■日 時:2019年5月19日(日)17:30~20:00
■会 場:イタリアン
mateli(布施マテリ)2階 
(近鉄布施駅北口・布施ラインシネマ隣り:地図参照)


■「偲ぶ集い」(
17:30~20:00):
在りし日の合田悟牧師の“動画・肉声”の放映と、
会食をしながら“合田さんとの出会い”などを語り合う。

■参加費:4,000円

■特別企画(
15:30~16:30
):
 「合田悟牧師遺資料室(
1968~2007年:684冊)
(さらんばん2階)の見学・閲覧会を開催。【希望者のみ】

■主 催:合田牧師・没
10年を偲ぶ集い実行委員会
(呼びかけ人)
・久保武彦・呉龍浩・金政義・西山健一郎・鄭貴美・山本昌生
・大植美佐夫・田中啓二・高畑和正・小林浩之・岡本光文・日高正之
・片岡正信・瀬川誠・黒田収・杉山毅・栗田修司・梯信勝・田村幸二
※会場の準備のために、参加される方は「ハガキ」、
ファックス、メールで、
5月11日(土)までに事務局にお知らせください。

●お問合せ●
TEL・FAX:06-6721-6670 携帯TEL:090-3860-9762(田村)
Email:kokusaiks@e-sora.net


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【故合田牧師:プロフィール】
    ・1932年:大阪市西成区にて三男として生まれる。
    ・
1975年:「合成洗剤をなくす東大阪連絡会」結成(会長)。
    ・
1976年、1980年:東大阪市議会「李東石さん釈放要望決議」
    ・
1980年:「プライバシーを守る東大阪市民の会」発足。
    ・
1981年:「東大阪市石けん使用推進要綱」制定。
    ・
1985年:東大阪市議会「尹正憲さん釈放要望決議」。
    ・
1985年:「外登法の抜本改正を求める東大阪市民の会」結成。
    ・
1985年:「東大阪日朝友好の会」結成。
    ・
1985年:「東大阪市個人情報保護条例」制定。
    ・
1991年:「東大阪のごみを考える市民の会」結成。
    ・
1994年:「ウリソダン」発足(代表)。
    ・
1996年~:「東大阪国際交流フェスティバル」(共同代表)。
    ・
2003年:「NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク」発足。
    ・
2004年~:「東大阪市外国籍住民施策懇話会」(初代座長)。
    ・
2006年:「東大阪市国際化推進協議会」(委員)。
    ・
2008年10月5日:人生を閉じて天に召された。

「チラシ」←ココから!!

◆ 呼びかけ:NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク 

TEL&FAX 06(6721)6670
Email:kokusaiks@e-sora.net


在日韓国人政治犯・李東石氏の 40年ぶりの再審無罪判決を祝う集い

 1970、80年代に韓国軍事独裁政権下で、在日韓国人政治犯が次々とねつ造されていきました。1975年、韓国中央情報部(KCIA)が発表した「11・22事件」には、東大阪在住で布施高校を卒業後、韓国に留学していた在日韓国人青年・李東石氏が、不当連行され、長期の獄中生活を強いられたのです。
 私たちは、高校時代の恩師・同級生や、在日の人権問題を取組む源氏ヶ丘教会などの市民団体、地域の労働組合などが連携して、地域を挙げての
救援活動に取組んでいきました。
 李東石さんに対するでたらめな起訴内容への反証を進め、
1976年「李東石さんの釈放要望決議」、1980年「李東石さんの釈放・帰日要望決議」が、東大阪市議会で全会一致で採択もされました。
 今回の
韓国での再審公判(2013~15年)においても、当時、李東石氏の調書を作成したことになっている元捜査官K・S氏が、「李東石とは今日、初めて会った」「私の名前で誰かが作成したものだ」と証言。暗黒裁判のずさんさが二重写しで明らかになりました。
 韓国大法院(最高裁)においても「無罪判決」が確定したことを、今は亡き李東石氏の李桃源さん(アボジ)、鄭貞和さん(オモニ)、合田悟牧師をはじめ、多くの在日韓国人政治犯救援運動に心を寄せていただいた仲間の皆さまに報告させていただくとともに、「
4・30集い」にて李東石氏の長年の苦労をねぎらいながら、現在、再審手続きに入っている在日韓国人政治犯の再審の進展すべての人権回復がなされること、そして再び不当・不法な民衆弾圧がくり返されないことを願うネットワーク形成の一助になれればと願うものです。


・1971年 布施高校 卒業。韓国外国語大学 入学。
・1975年11月 韓国陸軍保安司令部に不当連行!!
・1976年5月 ソウル地方法院第1審判決(懲役8年)。
・1976年6月 「李東石さんを救援する会」結成。
・1976年 東大阪市議会「李東石さんの釈放要望決議」決議。
・1976年10月 第2審判決(懲役5年)。
・1976年12月 第3審判決(懲役5年)。
・1977年3月 「日韓問題を考える東大阪市民の会」結成。
・1980年 東大阪市議会「李東石さんの釈放・帰日要望」決議。
・1980年8月 釈放実現!!
・1981年3月 帰日実現。
・2005年 韓国「真実・和解過去事整理基本法」(時限立法)。
・2011年2月 ソウル高裁に再審申請。
・2013年10月 ソウル高等裁判所「第1回再審公判」。
・2013年11月 「第2回公判」。
・2013年12月 「第3回公判」。
・2014年1月 「第4回再審公判・無罪判決」!!
・2015年9月 韓国大法院「無罪判決 」確定!!

開 催:2016年4月30日(土) pm6:30~(開場:pm6:00)
会場:クレアホール・ふせ(近鉄布施駅北口)
■ 祝う会次第:①韓国再審裁判報告、②映像でふり返る李東石氏救援運動、
           ③参加者からのスピーチ、④李東石氏「今、想うこと……」
■ 参加費(資料・軽食代):2,000円
主 催:日韓問題を考える東大阪市民の会
(TEL 06-6721-6622 FAX 06-6721-6642)
【当日配布資料集(作成:事務局)】
【↑PDFファイル】



東大阪国際交流フェスティバル20周年記念DVDが完成!!
 

『私のまちはアジアのまち     
     私のまちは世界のまち』

東大阪国際交流フェスティバル20年の歩み
19962015 三ノ瀬公園


保存版DVD:30……紹介版DVD(8分)をココから観れます!!
入手を希望される方は、
kokusaiks@e-sora.net
までご連絡ください。


【お問い合わせ】
NPO法人東大阪国際共生ネットワーク・事務局
TEL・FAX 06-6721-6670
E-mail:kokusaiks@e-sora.net



《2015年 学習集会》
人種差別扇動のヘイトスピーチを許さず、 李信恵さんの「反ヘイトスピーチ裁判」 を支援する東大阪の集い

 2014年8月国連人種差別撤廃委員会日本政府に対してヘイトスピーチ問題に法規制や人種差別撤廃法の制定の要請まで踏み込んだ勧告を行いました。つまり国際的には、日本では人種差別が日常的に行われているにもかかわらず、それが放置されている国であると認識されているのです。
「言論の自由」の前に腰折れの状況が続くのを、私たちは座視することはできません。また
大阪高裁に続き最高裁判所は、京都朝鮮学校への襲撃事件に「1200万円の損害賠償」で断罪しました。
 
東大阪市民である李信恵さんが起こした、インターネット上でのヘイトスピーチを食い止め、道路上で繰り広げられる差別扇動を止めるための裁判から、私たちは真摯に学ぶ必要があります。

■国連人種差別撤廃委員会が日本政府へ下した勧告(2014年8月)
(a)集会の場における人種差別的暴力や憎悪の煽動、また憎悪や人種差別の表明について毅然とした対処を実施すること。
(b)インターネットを含むメディアにおける、ヘイトスピーチの根絶のため適切な対策を講じること。
(c)調査を行い、適切な場合には、そのような言動の責任の所在する組織及び個人を起訴すること。
(d)ヘイトスピーチの発信及び憎悪への煽動を行う公人及び政治家への、適切な制裁措置を実行すること。
(e)人種差別的ヘイトスピーチの根本的原因についての取り組みを行い、人種差別につながる偏見を根絶し、国家・人種・民族グループ間の相互理解や寛容、友愛の情を育むための指導・教育・文化・情報発信における方策の強化を行うこと。

■最高裁判所が、京都朝鮮学校襲撃のヘイトスピーチ事件を「人種差別」と認定(2014年12月)
 示威活動における発言は、その内容に照らして、専ら在日朝鮮人を我が国から排除し、日本人や他の外国人と平等の立場で人権及び基本的な自由を享有することを妨害しようとするものであって、日本国籍の有無による区別ではなく民族的出身に基づく区別又は排除であり、人種差別撤廃条約1条1項にいう「人種差別」に該当するといわなければならない。

《2015年 学習集会》
人種差別扇動のヘイトスピーチを許さず、
李信恵さんの「反ヘイトスピーチ裁判」
を支援する東大阪の集い

◎日時:2015年2月21日(土)18:30~
◎場所:東大阪市民会館
◎資料代 (カンパ): 500円
-----------------------------------------------
①講演Ⅰ
「李信恵さんの裁判に寄せて ~何が問われているのか」
・講師:上瀧(こうたき)浩子弁護士(京都弁護士会所属弁護士)

②講演Ⅱ.
「日本における排外主義と人種差別扇動のヘイトスピーチ」
・講師:安田浩一さん(ジャーナリスト)

③報告.

「ヘイトスピーチをめぐる最近の大阪の動き」
・報告:金光敏(NPO法人 コリアNGOセンター)

◆ 「反ヘイトスピーチ裁判」を支援する東大阪の集い実行委員会◆
 事務局:NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク

TEL&FAX 06(6721)6670

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《救援募金の取組み》
西アフリカ・シエラレオネで拡大する エボラ出血熱への救援を!

東大阪国際交流フェスティバルにご参加のみなさん。いま西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱はWHO(世界保健機関)が「非常事態」を宣言するなかで、4877人が死亡し感染者は1万人に迫ろうとしています(10/22現在)。
(ユニセフHPから)

(地域からエボラ出血熱への取り組みを進めよう!)
 私たちメッド・ロマシィさんの友人の会NPO法人東大阪国際共生ネットワークは、西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱対策を支援するためのキャンペーンや支援カンパを地域から取り組んでいます。それは第1回目の東大阪国際交流フェスティバルからアフリカン・ダンスやキャラメルキッズのパフォーマンスを率いて参加するメッド・ロマシィさんが、シエラレオネ出身であり、彼のお母さんやご家族が祖国で不安の日々を送っておられるからです。
 地域の仲間であるメッド・ロマシィさんの心配を私たちが受け止め、西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の拡大を少しでも抑えるためのカンパ活動への協力をお願いいたします。
カンパは医療用の防護服にあてることにしています。

(医療用防護服のための支援カンパに協力を!)
《カンパの目標》防護服100着分(1着3000円)に相当する30万円を目標
《カンパの提供方法》シエラレオネの首都フリータウンにある医療機関への寄贈、または国境なき医師団への寄贈を予定

《郵便振替口座への振込》
郵便振替口座番号: 0970-7-241565
加入者名:
東大阪国際共生ネットワーク(「エボラ出血熱救援募金」と明記)

《呼びかけ団体・問い合わせ先》
NPO法人東大阪国際共生ネットワーク
◎電話:
06-6721-6670 ◎メールアドレス:kokusaiks@e-sora.net

※11月3日東大阪国際交流フェスティバルの模様が“YouTube”に!!
「エボラ出血熱対策 母国に支援を!」(YouTube)?ココから
http://www.youtube.com/watch?v=_Rxvy6DDRRs

…………………………【報道記事】…………………………

《エボラ対策母国支援へ募金/来月3日・東大阪》シエラレオネ出身の英語助手ら
 西アフリカ・シエラレオネ出身で大阪市在住の英語指導助手メッド・ロマシィさん(49)と友人らが、西アフリカで広がるエボラ出血熱対策を支援する募金活動を始める。医療用防護服を送る計画で、11月3日に東大阪市である国際交流の催しで呼びかける。
 メッドさんは日本の歴史や文化に興味を持ち、1993年に来日した。飲食店を営むなどした後、小中学校で英語指導に携わりながら、妻や子どもと暮らしてきた。ところが、故郷のシエラレオネなどで今夏以降、エボラ出血熱の患者や死者が急増シエラレオネの首都フリータウンに住むメッドさんの母親や妹は規制のため自由に外出できない時があるなど、不安な日々を過ごしているという。
 心配するメッドさんのために、国際交流活動を通じて知り合った友人ら約10人が9月中旬に「何かできることはないか」と相談。30万円を目標に募金を集め、医療用防護服100着をフリータウンの医僚機関やNGO「国境なき医師団」に送る計画を立てた。
 募金活動は11月3日から始め、同日午前10時から東大阪市三ノ瀬1丁目の三ノ瀬公園で開かれる「東大阪国際交流フェスティバル」の会場に募金コーナーを設ける。メッドさんが現地の状況などを説明し、寄付を呼びかける。メッドさんは「みんなで力を合わせて病気が広がらないようにできれば」と話している。
 問い合わせは、NPO法人東大阪国際共生ネットワーク(06・6721・6670)へ。(大宮司聴)」【朝日新聞2014.10.31】

エボラ出血熱対策で東大阪市民に支援呼びかけ/10月29日資料持ち市政記者室へ/NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク
 エボラ出血熱対策について「メッド・ロマシィさんの友人の会」と「NPO法人東大阪国際共生ネットワーク」が、10月29日(水)東大阪市政記者室へ説明に来られた。
 当日は、メッド・ロマシィさんの友人の会代表・林二郎氏と、NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク代表・荘嘉時さんが来市、次のように説明された。
 私たちはメッド・ロマシィさんの友人の会・NPO法人 東大阪国際共生ネットワークでは、西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱対策を支援するため具体的な啓発や支援カンパなどについて地域から取り組みます。
(地域から取り組む理由)
 NPO法人 東大阪国際共生ネットワークは、東大阪国際交流フェスティバルに参加するなかで、21年前に西アフリカ・シエラレオネから日本に来られたメッド・ロマシィさんとお会いしました。彼は関西に住むアフリカの友人たちや子どもたちと共に、第1回目のフェスティバルから参加しておられます。何時もペッパーの利いた鳥の料理やお酒、そして民族の太鼓(アフリカンジャンベ)・歌でアフリカを紹介し、地域の参加者からも親しみをもって「メッドさん、メッドさん」と声をかけられています
 そのメッドさんの出身地であるシエラレオネの首都フリータウンを中心にこの7月から2000人のエボラ出血熱の患者が発生し、518人という多くの死者(10月26日現在のWHO報告:全体では6574人が感染、3091人が死亡)もでており、WHO専門家も今後さらに拡大すると予測しています。そのなかでフリータウンに住むメッドさんのお母さんや妹さんは毎日、不安の日々を送っておられます。もちろんメッドさんの心配は、私たちが想像することもできないほど深いものがあります。
 彼はこれまで東大阪市民にいろいろなアフリカの踊りや歌、そして食べ物などほとんど目にする機会もない貴重な文化を紹介し続けてくれました。そのようなメッドさんに対し、地域から何かできることはないかと議論したところ、私たちの地域の仲間として支援していこうという声がおこりました。そして、今回、エボラ出血熱対策への啓発や支援カンパに取り組むことになりました。
(具体的な支援の方法)
1.啓発の取組み
 11月3日に東大阪三ノ瀬公園において開催される第19回東大阪国際交流フェスティバルにおいて、パネル展示や啓発ビラを通じ、また舞台からメッドさんがアピールするなどにより、市民への支援と理解を求めます。
2.支援カンパの取組み
 国際交流フェスティバルの場において参加者に呼び掛けるとともに、郵便振替の口座振り込みも利用して支援のカンパを求め、医療用防護服の購入にあてる予定です。
《目標》防護服100着分(1着3000円)に相当する30万円を目標
《カンパの提供方法》 シエラレオネの首都フリータウンにある医療機関への寄贈、または国境なき医師団への寄贈を予定
《郵便振替口座への振込》郵便振替口座番号 0970-7-241565加入者名 東大阪国際共生ネットワーク(「エボラ出血熱救援募金」宛と明記)
《問い合わせ先》電話:06-6721-6670、メールアドレス:kokusaiks@e-sora.net」【東大阪2014年11月1日】



《2014年 学習集会》
正しい歴史認識のもと 豊かな国際協調と足もとからの国際共生を
―5・10講演と報告の夕べ―

正しい歴史認識のもと、過去の過ちをくり返さず、国際友好と国際人権の確立で、足もとからの共生社会を築き上げよう
 東大阪では、多くの国・民族の外国人市民(
60ヵ国、約17,000人)の皆さんと共に生活をしています。東大阪市は、“アジアのまち 世界のまち 東大阪”をめざした『東大阪市国際化推進大綱(2008年)』を策定。また、多文化共生社会と人権尊重のまちづくりへの『東大阪市外国籍住民施策基本指針(2003年)」を策定し、実現に向けて多くの市民との協働で取り組みが推進されてもきています。
 ところが今年に入り、安倍首相などが「歴史研究、歴史教育を通じて、ながく記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さない」とした“河野談話(
1993年)”への相次ぐ“見直し発言”が国際社会を駆けめぐり、3月にやっと「河野談話は見直さない」「村山談話も踏襲する」と表明するに至りました。
 それは2007年、安倍首相による「(従軍慰安婦の)強制性を示す証拠はない」との国会答弁に対して、即座に米下院における“抗議決議”(共和党、民主党の167議員が共同提案)の採択や、オランダ、カナダ、フィリピン、韓国の各国会、国連・自由権規約委員会、欧州議会での相次ぐ決議採択、日本での42
自治体議会での意見書・決議採択などと軌を一にした事態になっているのです。

姉妹都市・グレンデール市(アメリカ)との、“平和の少女像(軍隊慰安婦像)”にまつわる誤解をほぐし、豊かな国際交流を推進しよう
 東大阪市との姉妹都市・グレンデール市(アメリカ)において、
2013年に設置された“平和記念碑(慰安婦少女像)”に関して、市のホームページでの記載をめぐり両市間で書簡が交わされていることが報道されました。そして、昨年まで続いていたお互いの交換留学が中止に追いやられています。こうした事態は、両市の真摯な対話と交流によって解決されるべきであり、一部の政治利用的な動きに押されて性急に誤った判断を取れば、両市の留学生たちだけではなく、多くの外国人市民、在日の方々の心を踏みにじりることになると危惧するものです。
 グレンデール市との良好な国際交流が継続されるとともに、長い間、東大阪市、外国人市民を含む多くの市民が手をたずさえて築き上げてきた“足もとからの豊かな共生社会”の実現と、将来を担う子どもたちに“平和な国際友好都市”を残すために、いま一度、「“河野談話”を大切にした国際共生社会への道を探る」という原点の学習会を企画しました。多くの心ある仲間の皆さんの、ご参加をお待ちしております。

《2014年 学習集会》
「 講 演 と 報 告 」

◎日時:5月10日(土)18:15~
◎場所:東大阪市民会館
-----------------------------------------------
①講演
「“河野談話と「従軍慰安婦」問題”
~過ちをくり返さないための国際共生社会への道を探る~」
講師:吉見義明さん(中央大学商学部教授/専攻日本近現代史)

②報告

「姉妹都市・グレンデール市の誤解をほぐし、
国際友好を維持・発展させるために」
講師:梯信勝さん(前・大阪府議会議員)

◆ 主催:NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク 

TEL&FAX 06(6721)6670



《2013年 第12回総会》
記念講演会のご案内

「入管法改定から1年、いま何が起こっているか」(講師:安野勝美さん)
 「出入国管理及び難民認定法(入管法)」「出入国管理に関する特例法(入管特例法)」「住民基本台帳法(住基法)」が本格的に施行されて、1年が経過しました。この法改正にあたっては、外国人情報が国家によって一元管理されることへの問題点(憲法違反)や、「特別永住者証明書」「在留カード」の常時携帯・提示義務への刑事罰の問題点などが指摘されていたもので、附帯決議が付けられることによって成立しました。
 そこで“外国人の人権の確保”“住民サービスの充実”をおし進める共生社会の実現という視点から、安野さんに、この1年間の自治体、教育現場、地域での特徴的な変動を報告していただき、地域でどのように取り組みを進めるべきかを共に考えたいと思います。

■「憲法改悪問題と、大阪府・市行政の危険な動向」(講師:梯信勝さん)
 この間、日本政府は憲法改正(平和憲法の破棄)を唱えながら「侵略の定義は定まっていない」と強弁し、橋下大阪市長も日本軍「慰安婦」被害者への「慰安婦制度は必要」「国家が関与の証拠はない」や、「在沖米軍は風俗業の活用を」と発言し、アジアやアメリカからの公の鋭い批判を受けております。
 「人と文化の多様な交流をすすめ、相互理解をはかるとともに、……戦争がない平和で平等な国際社会づくりをめざす」(定款)としてNPO活動を取り組む私たちも、大阪府、大阪市で、矢継ぎ早に強行されていく教育基本条例、政治活動禁止条例などの動きと、“現在のきな臭い政治状況とがつながり合った危険なものではないのか”ということを、梯さんからの問題提議を受け止めながら考えていきたいと思います。

《2013年 第12回総会》
「 記 念 講 演 会 」

◎日時:6月9日(日)午後6:00~7:30
◎場所:東大阪市民会館 5階第5会議室
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①記念講演Ⅰ(午後6:00~6:45)
「入管法改定から1年、いま何が起こっているか」
講師:安野勝美さん(泉佐野市立佐野中学校非常勤講師)

②記念講演Ⅱ(午後6:45~7:30)

「憲法改悪問題と、大阪府・市行政の危険な動向」
講師:梯信勝さん(元・大阪府議会議員)

◆ 主催:NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク 

TEL&FAX 06(6721)6670



《「ロス暴動」20周年記念上映会》
在米コリアンが製作した渾身のドキュメンタリー映画

『ロス暴動の真実
―コリアタウンはなぜ襲われたか―』


10万人・平和集会(1992.5.2 於:シカゴ)
 1991年3月、米国・ロサンゼルスでスピード違反を犯した黒人青年に対し白人警官らが激しい殴打を加えた映像が全米で放映された。翌92年4月、警官らに対する裁判で陪審員は無罪評決を下した。その直後に黒人の怒りが爆発し、史上最大の黒人暴動に発展した。ロス市警は白人地域での防御態勢を固めたが、コリアタウンを無防備のまま放置した。その結果、暴動はコリアタウンに襲いかかり甚大な被害をもたらした。
 当時、「黒人がコリアタウンを襲撃した」という報道に強い違和感を覚えたノンフィクション作家の高賛侑さんは現地に取材に行き、白人による黒人差別に起因しているにもかかわらず、「韓黒葛藤」に原因があるかのようにすり替えられていることを明らかにした(著書『アメリカ・コリアタウン』参照)。2011年、19年振りに現地を訪れた高さんは、地元の韓国人が製作したドキュメンタリー映画「クラッシュ・オブ・カラーズ」に遭遇し、日本での上映活動を開始した。
 この映画は、当時の生々しい映像と、被害にあった韓国人や白人・黒人の政治家、学者、ジャーナリストなどの証言によって構成されている。
ロス暴動の真相に肉迫しながら、同時に人種、差別、多文化共生といった今日的テーマをも考えさせる要素に満ちている

東大阪上映会案内チラシ→ココ

《「ロス暴動」20周年記念上映会》
在米コリアンが製作した渾身のドキュメンタリー映画

『ロス暴動の真実
―コリアタウンはなぜ襲われたか―』
◆ 日時:2012年11月24日(土)PM6:30~(開場PM6:00)
◆ 会場:布施駅前市民プラザ(近鉄線「布施」駅北口すぐ)
◆ 内容:
・第1部:講演 高賛侑さん(ノンフィクション作家)
・第2部:ドキュメンタリー映画『シカゴ暴動の真実』上映(78分)
◆ 参加費:1,000円(学生700円)
◆ 主催:NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク

TEL&FAX 06(6721)6670(田村)



《2012地域学習会》 =改定「入管法・入管特例法」= 7月施行 外国人の人権はどう変わる


総務省チラシ
 2009年に改定・公布された「出入国管理及び難民認定法(入管法)」「出入国管理に関する特例法(入管特例法)」「住民基本台帳法(住基法)」の本格的な施行が、7月9日に控えています。そして、これまでの外国人登録証に変わり、特別永住者には「特別永住者証明書」が、その他の在留資格を持つ外国籍者には「在留カード」が交付されることになります。
 この法案の審議(2009年)に当たっては、“個人情報の一元管理”は違憲(2008年3月/住基ネット最高裁判決)という観点から、外国人情報が国家によって一元管理されることへの問題点や、「特別永住者証明書」「在留カード」の常時携帯・提示義務への刑事罰、学校・職場・家族構成の変更届(2週間以内)への在留資格取消や刑事罰、16歳(高校生)の誕生日に入管局(14日以内に市町村窓口)―以降の常時携帯・提示義務等々の問題点が指摘され、附帯決議が付けられて成立したのです。それ以降、どうなっているのでしょうか。今回の外国人(在留)管理制度が「“外国人の人権の確保”“住民サービスの充実”とはかけ離れた「排除・監視・管理」の強化ではないか」との指摘があっただけに、気になるところです。
 
同法の附則や国会での附帯決議で、運用に当たっては「在留管理全般について広範な検討を行う」「個人情報の保護について万全の配慮」「必要最小限のものとなるよう、その運用には慎重を期する」「弾力的な運用を行う」「今後も引き続き検討する」等とされた附帯内容について、それらの“宿題”がどう示されているのかを点検することは、外国籍住民施策にあたる自治体、教育現場、地域で共生社会に取り組むNPO市民にとっても、きわめて大切であることは言うまでもありません。
 今回の地域学習会を通して、現在の改定「入管法・入管特例法」への理解を深め、地域でどのように取り組みを進めるべきかを共に考える場になれば幸いです。多くの皆さんの、ご参加をお待ちしております。

地域学習会案内チラシ→ココ

《2012地域学習会》
=改定「入管法・入管特例法」=
7月施行 外国人の人権はどう変わる
◆ 日時:2012年5月19日(土)PM6:00~
◆ 会場:東大阪市立市民会館・5階第5会議室
◆ 講 演:「今回の改定入管法の現状と、当面の課題を考える」
◆ 講 師:郭辰雄さん(NPO法人コリアNGOセンター 代表理事)
◆ 資料代:500円
◆ 主催:NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク
TEL&FAX 06(6721)6670(田村)



合田 悟 牧師
東大阪・草の根40年の歩み
共生への思い
(合田悟さん追悼集 編集委員会 編集・発行)

「平和」にこだわった故・合田牧師40年の歩みがこの一冊に!
 平和と人権、そして民主主義への歩みを止めなかった合田悟牧師の草の根40年をまとめた『追悼集』が、現在進めている「合田牧師の活動資料データベース化」に先んじて、一つの冊子にまとまりました。
 この『追悼集』には、合田牧師の韓国良心囚救援活動、在日一世の識字活動支援、プライバシー保護や公害問題等々、その折々に遺された文章が刻み込まれるとともに「“諦めるな”という思いが強い握手から伝わって」(退去命令が出た大学生・周鵬宇)など、寄せられた追悼の言葉からも合田牧師の温かい人柄が伝わってきます。
 日本の歩んできた歴史、東大阪地域の成り立ちを視野においた責重な取り組みは、さらに広い人々に、世代を超えて受け継がれなければなりません。そして受け継いだものをしっかりと守り抜いていければと考える次第です。
(合田悟さん追悼集 編集委員会代表 田村幸二)

●巻頭文―合田悟 ●第一章:合田悟牧師を偲んで ●第二章:日本の歴史的責任と共生社会の課題―合田悟 ●第三章:密航者の世話人 ●第四章:出会いと連携 ●第五章:旅の終わりに ●第六章:合田悟牧師の年表 ●遺族から ●編集後記(編集委員会 西山健一郎)
 さまざまな人の歴史と思いをつないだ、一人の牧師の生き方。東大阪を愛し「人としての信念」を貫き、闘い続けた40年間に迫る。

●『共生への思い』発刊によせて●

■「いいよ」と二つ返事で■
(千葉愛子 東大阪石けんの会)
 女4人だけのこじんまりとした所帯のわリには考えることは大きくて――。
 話が進むにつれて『石けんの会』では合田先生にお願いしよう、ということになったのだと思う。当時「石けんの会」のような『追放』を全面に出さないあいまいな運動の会長を引き受けるということに関しては懸念する声もあったかもしれない。合田先生は、今でも思い浮かべることができるあの人なつっこい笑顔で「いいよ」と二つ返事で引き受けてくださったと記憶している。

■「うり・そだん」と合田先生■
鄭貴美 「さらんばん」代表
 合田先生が大声で日本大使館の日本大使に叫んだ。「私は日本から来た合田という。牧師をしている。日本からハルモ二たちといっしょに来た。日本人としての責任を果たすためにここに来た。君にも責任があるだろう。出てきなさい。出てきてハルモニの話や私の話を聞きなさい。この門を開いて私を中に入れて話を聞きなさい」。何度も何度も叫んだ。大使館前の韓国警察に阻まれながら、両腕を捕まれながら合田先生は叫び続けた。(元日本軍慰安婦に謝罪と補償を求める行動にて――亡くなる1年前[2007年秋])

■「合田牧師の思想」■
空野佳弘 弁護士
 二つだけ合田さんが言われた印象に残る言葉がある。
 一つは、「この地球は誰のものでもない」という言葉である。私は法律家であるから、国家の壁があり、法制度としての不法入国や退去強制自体を否定することはできなかったが、合田さんは別の所に立っておられたように思う。
 もう一つの言葉は、「キリスト教が偉いのではなく、キリストが偉い」である。これは、人間としての積極的な営為が社会を変えうるという合田さんの哲学だったのであろうと思う。

■現場エキュメニズムの先駆者・合田悟牧師■
李清一 在日韓国基督教会(KCC)館長
 合田先生との出会いは、1971年夏の頃であった。私がソウルでの学びを終えて、7月に大阪・生野区に設立されたKCC(在日韓国基督教会)の幹事に赴任した直後のことであった。すでに関西において、キリスト教会の在日韓国・朝鮮人の差別問題への取り組みは始まっており、「在日外国人の人権を守る会」(1969年10月発足)への誘いがあった。そこでの出会いが最初であった。

■合田先生を偲んで■
李哲 在日韓国良心囚同友会
 私は合田先生のことを思うとき、韓国のある方のことを思い出します。その方は韓国の民主化運動、統一運動の師と慕われた文益煥(ムン・イクヮン)牧師という方でした。合田先生も文益換牧師もどちらも社会正義の実現のために邁進された、牧師らしくない牧師さんでしたが、私は実はお二人とも罪人と谷間に置かれた民衆のために命をささげたイエス・キリストを実践しようとされ、一番近い生き方をされた方だったのではないかと思います。
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NPO法人 東大阪国際共生ネットワーク
 合田悟さん追悼集編集委員会 事務局
TEL・FAX:06-6721-6670
E-mail:kokusaiks@e-sora.net

■A5版/350ページ
カンパ:2,000円


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