玉川診療所では、もの忘れ専門外来を開設しています
“もの忘れの症状”は、誰でも経験します。現任としては、加齢や機能的なものからアルツハイマー認知症など、病気のために出現するものまであります。
「何度も同じことを聞くようになった」「ものを置いた場所がわからない」「会話中にその人の名前がとっさに出てこなくなった」「財布や大切にしていたものがなくなった。誰かがとったのでは」など、経験したことはないですか。
これらは“もの忘れの症状”です。“物忘れ”と“認知症”は違います。物忘れは、ヒントや時間がたつと思い出すことが出来ますが、認知症は、思い出すことが出来ません。記憶したことを忘れてしまうからです。
記憶には、3段階のステージがあるといわれています
第1段階は、“情報の獲得”です。これは体験したことや、見たり聞いたりしたこと等が情報です。
第2段階は、それを“脳内に保持”する段階です。保持する時間によって、長期記憶や短期記憶に分けられます。
第3段階は、それを“再現”する段階です。これは“記憶の回路”とも呼ばれています。認知症は、これらの回路が遮断されます。
アルツハイマー病は、短期の記憶が出来なくなります。血管性認知症は、古いものから記憶が失われていきます。このように、認知症といっても、その原因によって現れ方は同じではありません。
玉川診療所では認知症サポート医の千住典男医師がゆっくりとお話を伺い、簡単なテストや検査の予約などを行って診断していきます |